毎日の診療で気付いたこと

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長かった治療

初診は令和元年7月だから治療期間は5年かかっている。

初診時は9歳で叢生と上顎前突だった。

混合歯列期で上下顎を側方拡大した。

この時期の治療は通常1年程度で終えてその後永久歯列まで待つ。

でもこのケースではよい結果が出ずに長引いてしまった。

それでも2年ほど前に永久歯列になり、再診断した。

希望通り非抜歯でマルチブラケット治療を開始した。

適切な年齢だし、非抜歯なので早々に終わると思っていた

ところがオーババイト、オーバージェットは減らない。

いろいろ工夫しても下顎前歯の叢生が改善しない。

そんなことをしているうちに2年が過ぎてしまった。

下顎前歯の叢生はすっきり治ったわけでもなかったが先月装置をはずした。

そして1か月後、保定観察をし今まで経過を患者さんと振り返った。

不十分だったところは伝えたがアンケートでは満足されていた。

治療の長い患者さんは毎月、早く終わらなくてはとあせる。

今回の保定診断と呼んでいる振り返りが行い、不満がなかったことでホッとしている。

治療について

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