動的治療終了後12年、終了から8年の患者さんが来院した。
カルテに載っている写真はまだ小学生、終了時も中学生。
名前には覚えがあり、治療は意外に苦戦した記憶がある。
終了時も正中が合わず、オーバージェットが少し残った。
それでも何とか終了となり、その後は特に問題なかった。
今日来院は上顎正中が開いてきたことが気になったいた。
確かに2ミリほど開いている。初診時の写真にはない。
当時はフィックスドリテーナーはつけていなかった。
クリアリテーナーは撤去後半年は終日使用でやってきた。
1年半ほど前からクリアリテーナーの使用もやめていたそうだ。
今日はクリアリテーナーは持ってきてもらえなかった。
その程度のスペースはアライナーの得意分野だ。
今までのクリアリテーナーを確認したかったが新たに製作を希望していた。
当時は口腔内スキャナーがなかった。アルジネート印象での嘔吐を心配していた。
早速、口腔内をスキャンして製作の準備をした。
口腔内スキャナーは導入4年になる。いつも同じようなことをしているように思っている。
しかし、10年くらいの期間で考えるとけっこう変わっているのかもしれない。