今日は装置撤去後1か月での保定診断があった。
症例は上顎前突(上下顎前突)と開咬ので初診時十代の末の女性だった。
特徴は歯が大きく上顎の唇側傾斜が著しい。
そしてオトガイがほとんどないといってもいい顔貌だった。
それを上顎両側第一小臼歯、下顎両側第2小臼歯の抜歯で行った。
1年11カ月ほどの治療で歯列咬合はほぼ良好となった。
しかし顔貌ではオトガイが初診時よりは出たがまだ後退している。
また口唇閉鎖不全も改善していないとみられる。
それでもオトガイ筋の筋電計の計測値では結構改善していた。
初診時は全く考えなかったが、外科併用ありかなと考えてしまった。
外科併用は咬合を中心に考え顔貌は副産物と考えるべきと思っている。
でも、手術併用だと、より望む、望まれることができそうだ。
それに流れないようにしたいと思ってはいるが。