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間接法でブラケットを付ける方法はもう新しくはない。
私も何度も試しては諦めの繰り返しだった。
現在は学会発表でも見られなくなったし、大学でもやっていないようだ。
そんなことをまた思いつき最近やりだした。
その理由は診断用の3Dプリンタで出力された模型があるからだ。
以前は診断用模型を作業模型に使うなんてとんでもないことだった。
でも現在は、デジタルデータで残っていて、何度でも作れる。
だから診断が終えたら作業模型に使ってしまおう。
それでリンガルアーチもプレートもできるようになった。
それならインダイレクトボンディングも考えた。
先日、上顎6前歯をインダイレクトボンディングして成功した。
きょうは上下顎の10歯ずつ計20本にやってみた。
トレーをはしても、ワイヤーを入れても脱落はしない。
今後、数日でボロボロとはずれて困るのだが。
これから実用的なやり方にしていきたい。