3日後にフランスに旅行に出かけるという女子大生に治療をおこなった。
特に難しくはない、叢生を伴うやや上顎前突のケースで、昨年末に当院でアンカースクリューを植立し、治療が開始した。
まず最初の3カ月間で犬歯の遠心移動を行い、その後ブラケットを全体につけて、現在は叢生はなく、抜歯スペースが上下に残っている。
今日は特に変わったことをしたわけではないが、前歯部のパワーチェーンは食べ物が挟まるからやめてくれといわれた。また透明なオーリングは食べ物によっては黄色く変色するので細い結紮線で結ぶことにした。
また今日の治療にまだつけいない下顎の両側第2大臼歯のバンド装着を予定していたが、トラブルの原因になりかねないため次回に延期した。
学校を休んで行くらしいが、学生が矯正治療を受けながらフランス旅行にいける豊かな時代になったものだ。