X線撮影室に1年に2回の放射線漏れの検査が義務づけられている。X線室を造り、その中にレントゲン撮影機器を入れたならば、何年もレントゲン機器は買い変えないし、部屋の改装もすることはほとんどない。
最初に設置する時は、レントゲン機器の製作販売会社がしっかり検査して、保健所に設置届を出す。また廃棄も届けることになっている。
その後、何も変化がないのになぜ調べなければならないのだろう。
医療安全と言う名のもとに形式的な、検査や講習、それに伴う書類が多くなってきている。
トラブル防止であることは十分わかるし、言われなくても医療安全には注意を払い、実践しなければならないと思っている。
しかし不要と思われるようなことを強いられるとそれは医療コストに反映せざるを得ない。自費治療では容易に転嫁できても、保険治療ではそれもままならない。
しかし決められている以上、やるべきことはやらなければならない。
今日の放射線漏れ検査は、業者に頼むと6000円だそうだが、沼津歯科医師会で購入した機会を貸し出してもらえたため、無料で簡単にできた。
当然、検査しても放射線漏れはなかった。