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2011年7月6日の記事

口唇閉鎖不全と抜歯2011/07/06

今日の新患は中学3年生女子で、口元が出ている、唇が楽に閉じられない、ガミースマイル、などを主訴に来院された。

確かに、その症状はそのまま認められるが、歯列咬合についてはほぼ問題なく理想に近い咬合だ。

顔面写真なしで、口腔内写真と口腔模型をみただけならば、おそらく正常咬合の見本になるのかもしれないほどだ。

これを治すのにどうすることが一番良いのだろうか。

これを矯正歯科医にまかせるのであれば、抜歯による治療を提案するしかないだろう。抜歯すればほぼ満足するように治せるだろう。またそのように治療できる自信もある。

しかし、そこで歯を抜いて、正常咬合をいったん崩して、前歯を後退させて並べ替えることが良いことなのだろうかと悩む。

当院での抜歯による矯正治療は治療例数の約半分ある。

叢生の歯列の場合は納得しやすい。上顎前突、下顎前突は程度にもよるが抜歯せずに外科併用に抵抗がなくなってきた。

今回のケースは、外科併用を勧めるようなケースでもないような気がする。

やはり抜歯を納得してくれたならば、矯正での治療が適切な選択なのだろうか。

治療について

ブログ2011年7月|19:27:18

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