毎日の診療で気付いたこと

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姉妹の症状の表れ方

今日は中学1年の姉と小学校6年の妹の初診相談を受けた。

姉は叢生は少なく出っ歯、で口元がかなり出ていて口唇閉鎖不全だった。

妹は上下顎歯列ともに叢生がかなりひどいが口唇閉鎖の困難さや口元の程度は姉よりも軽度であった。

母親には原因としては歯が大きく、歯を並べる骨の部分が小さいためであり、その表れ方が姉妹で異なっていると説明した。

そして2人とも抜歯の必要性についても説明した。

分かりやすい例として、妹の歯列を抜歯しないで並べたら姉のようになりますと言った。これが一番分かりやすい説明だと思った。

この夏休みの矯正相談は上顎前突と言っても、上下顎前突(Bimax)が多いように思われる。

それは、そのような患者が多くなったのか、数や割合は変化なくてもそのような症状に対する意識が高まったのか、どちらだろうか?

開業当初は反対咬合が治したい症状の一番だったと思うが、現在は上下顎前突傾向の出っ歯に変わってきたのではなかろうか。

時代とともに口元の美に関する意識も変わってきていることも事実であろう。

治療について

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