今日から8月の後半、暑さはまだまだ続くが夏も終わりも見えてきたような気がする。
5連休をした後で、トラブル患者で混むかと思ったが、数は少なかった。電話は多かったが。
以前、抜歯か非抜歯かで相談して色々な意見を聞いて、結果、当院にて検査、診断に至った11歳女子の保護者と再度相談することとなった。
内容は抜歯部位のことであった。抜歯については、了解していただき、一般歯科医院に上顎左右第一小臼歯の抜歯を依頼してあった。(下顎は前歯が2本先天欠如)
しかし、その歯科医院で抜歯部位についての意見(隙間が残る?)があったようだ。そこで保護者は不安となり再度、相談を持ちかけた。
まだ、抜いてなければ、戻ることはできるので抜歯の取り消しをも含めて相談することとなった。
私は難しい症例は模型上でセットアップして歯を並べ、治療のゴールの目安にすることはある。でも歯を動かしてその通りに並ぶとは限らない。
だから、結局目指す方向は決めても、具体的な処置は動きの応じて来院のたびに考えていくことになる。
だから今回の難しさ程度ではセットアップ模型までは作らなかった。必要なら作ってもいいと思っていた。
結局、一般歯科での抜歯に対しての意見は矯正専門医では考えられない、抜髄などを含む歯をあまり動かさない治療法?を考えているようだった。
その辺の説明をしたら、抜歯の取り消しや、さらなるセカンドオピニオンとはならず了解頂いた。
色々な情報が飛び交う現代、何がいいのか分からなくなることはいくらでもある。信じるてもらえること、説得ではなく納得してもらえること、等が大切ではなかろうか。