2011年10月7日の記事

マルチブラケット装置で治療が始まる際、最初に着けるブラケットはその位置が大切である。

スタンダードブラケットの場合は切縁より4ミリとか3.5㎜だとか決められれいて、できるだけ正確にゲージなど使って接着していく。

しかし、小臼歯や捻転している歯などはとても位置決めが難しく、性格についていない場合もある。

歯が動き並びはじまると、ブラケットの位置の悪さがはっきりとしてくる。

また、はっきり視診では分からない時もパノラマX線写真を撮影すれば、はっきりとわかる。

そこで悪いブラケットポジションは早めにつけかえればよい。

今日は、治療開始半年の女子高校生に前歯のわずかな排列について質問を受けた。確かに僅かにブラケットポジションが悪い。

レントゲンを撮影しても少しだが位置が悪い。良く気がついたと思った。毎日鏡で見ているのだろうと思った。

少しの場合はアーチワイヤーに適切な曲げを入れて補正してしまうこともあるが、今日は指摘を受けたので、2か所ブラケットポジションを変えた。

今日の件では、言われる前に私が先に話さなければならないことだ（気づいてはいたが）と思った。

患者さんの気になっていることはできる限り解決に向けていかなければならないと思った。

治療について

｜ブログ｜2011年10月｜19:22:33