当院では矯正治療中に口腔内写真を定期的に撮影している。
今日治療した20歳女性の3ヶ月目の写真をいつものように撮影した。
そしたら、デジタルカメラの液晶ディスプレーに映る自分の口腔内写真(マルチブラケット装置付きの歯列咬合の写真)を「携帯電話で撮影させてください」と言ってきた。
もちろん、差し支えないが、こちらで撮影したファイルをお渡しすればきれいな口腔内写真がみられると思って言ってみたが、そのやり方で良いとカメラの背面に映る自分の口腔内を撮影していった。
いつもは家で自分で撮影しているそうだ。そして矯正治療日記を書いているようだ。
患者さんが自分の治療の進行に興味を持ってくれることは大変結構なことだ。
気になることを早めに言っていただければ、治療期間の短縮につながるかもしれないし、何より一番治療に大切な協力を得やすいように思う。
デジタルカメラの発達は写真を本当に身近なものにした。良い記録もそうもでない記録も映し出す写真を患者さんとに良いコミニュケーション手段に使いたいものだ。