24歳女性のアンカースクリュー植立を行った。ケースは個々の歯がとても大きく、叢生と口元が出ているガミーフェースだ。
そこで上下顎左右側の第一小臼歯の抜歯をし治療していくことになった。その際、下顎の傾斜埋伏智歯の説明をしたら抜歯に同意したので8本抜いて治療を始めることになった。
相談に来たのは5月で抜歯依頼したのは6月だったが、10月頃から抜き始めて、抜き終わったのは先日だった。
そこでアンカースクリューの植立になった。アンカースクリューは、外科に依頼しないで私が植立している。
植立位置は通常の上顎5・6番間と上顎前歯圧下のため上顎1・2番間に植立しようと考えていた。
しかしレントゲン写真を見ると歯根間が狭いため、今のままでは歯根にぶつかりやすい。そこで今回はその部はやめることにして後で植立することにした。
その理由は治療が進めば犬歯遠心移動してその部に隙間が空いてくるはずだし、そのアンカースクリューを利用するのは多分治療の後半だ。
結局、2本植立した。けっこう硬い骨でねじ込むのに苦労したが、じっくりと丁寧の行ったら最後までねじこめた。
ほとんど、出血も痛みもなく処置を終えた。