今日は冬休み最初の日だったので天皇誕生日で祝日で通常休みなのに診療した。
矯正の治療方針に抜歯ケースと非抜歯ケースがある。私はなるべく非抜歯で行うような治療方針を立てる方だと思っている。
きょうは診断がⅠケースあった。骨格的には問題なく、叢生の程度は軽度だが上下顎前歯の唇側傾斜があり口唇も閉じにくいので、私の考えた第1案としては抜歯として提示した。
しかし、ご希望は非抜歯であったため、治療方針は非抜歯となった。
それはよくあることなので、了解して、口元については不十分な結果になることも了解いただいた。
そうしたら夕方になり先日、診断した別ケースから電話がかかってきた、このケースはボーダーラインながら、口元が出ていないため、非抜歯治療を提示してあった。
しかし今日の電話では抜いて治療を進めてくださいとのことだった。抜いたほうが治療が楽になるのでもちろん了解した。
1日のうちに逆なケースを経験した。どちらも患者さんの意思(希望)に沿うように治療する、そのお手伝いをする仕事だと思っている。
自己決定で良いと思う、しかし説明した問題点もしっかりと覚えていてもらい、あとで不満がないようにしてもらいたい。