昨年末、埋伏歯の開窓手術を静岡医療センターの口腔外科に依頼した。
そうしたならば、X線CTを撮影して、歯冠部に嚢胞があり開窓術だけでは取りきれないとの返事だった。
いままで口腔外科には何度も開窓手術は依頼しているが、そのような返事をもらったことがなかった。
そこで、一昨日の幸歯会(一般歯科医との勉強会)にX線CTの写真を持っていき、検討して意見を言ってもらった。
X線CTは開業歯科医院にもわずかに入りだしたが、まだまだ一般的ではない。
私の診療所にもない。だからそれを読影する機会も少ない。
しかしこれからは平面しか見られない写真を立体に想像してみる写真より、立体に合成できる写真が多く出てくることになる。
まだまだ、自院では備えれないものにしても、病院などで撮影されたものを見て診断できなければならなくなってくる。
結局、その 嚢胞については、特別な処置をしなくてもよいという検討結果となり、静岡医療センターの先生にお伝えした。
これをきっかけにX線CTの読影ができるようにならなければいけないと感じた。