今日の新患相談は35歳女性で下顎前歯の叢生だった。
加えて、自身では気づかれていないようだったが、口唇閉鎖も困難だったし、口元も出ている感じだった。なにより過蓋咬合だった。
昨日、一般歯科医院にアルバイトで月1回来ている若い女性の先生と矯正相談をしたそうだ。
しかしその相談に満足しなかったのであろう。私の診療所をネット検索で見つけて相談に来たとのことだった。
午前中に来てくれたため十分な説明することができた。
一番気になっていることが、装置がみえることだったようだ。昔はよく装置が見えることに対しての不満を相談時に聞いたが、近頃は矯正治療がの普及のためか、あまり問われなくなっていた。
周りで矯正装置をけていないから気になるといっていた。やはり地域性があるのかもしれない。
当然、歯の裏側からの矯正装置リンガルブラケットの話や見本を見せたりした。
しかし現在、私自身がリンガルブラケットに積極的ではない。30年以上前に面白い装置と飛びついて数例やってみた。
その結果は、なんとか終えることはできたが、早く正確に治したい私に感覚には合わないものだった。
以後、その方法での装置は発達してきたようだが、まだ主流にはなれなく、一部の矯正歯科医が熱心にやっているだけのようだ。