初診は2001年年齢27歳女性で叢生と上下顎前突の治療を上顎左右第一小臼歯、下顎左右第2小臼歯の抜歯をして約2年で動的治療を終了して保定を開始した。
保定開始より4年ほどは治療に対する協力は良好で保定装置もよく使っていた。
ホワイトニングも行い、良い、歯列、咬合また白い歯が得られた。
その後も半年から1年に1度は観察にきてくれている。だが、だんだんリテーナーの使用は悪くなっていった。
現在ではクリアリテーナーを時々使っているようだ。
その理由は、上顎正中に隙間が空いてくるからだという。
確かに上顎正中の離開は見た目には良くない。固定はできないかと尋ねられた。
固定式のリテーナーも考えられるが当院では多くは使用していない旨説明した。
やはり歯肉やう蝕予防のためには良くないと思う。
その患者さんはフロスを使うのが習慣になっていrるので、その部分には使えなくなってしまう。
可撤式のクリアリテーナーとの利点、欠点など説明して結局、固定式は止めることとなった。
それでよかったと思った。