10歳女子の初診相談を受けた。小児歯科で長期にわたって口腔を管理してもらってた。
そこより、母親がカルテ、パノラマ、デンタルX線写真を多数借りてきて、見せていただいた。
主訴は左上犬歯が左上側切歯の近心に位置するようなX線像が認めれれた。
それを小児歯科で指摘されて側切歯と中切歯の歯根吸収の心配をされたようだ。
現状では、その心配はあるが今起こっている様子はない。
そうなると開窓して犬歯を誘導するか、経過観察にするか迷うところだ。
極最近のX線写真はないため、矯正の初診時検査をすることもよいであろう。
当院で類似ケース(悪くなった)を見せて、そのような心配と、またそのケースとは多少違っていることなど説明した。
検査するかどうかは今後の患者さんの返事しだいだが、熱心なお母さんの期待に応えられるようにしていきたい。