毎日の診療で気付いたこと

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外科用フック付け

今日は25歳女性の顎変形症の術前矯正を終えて外科用のフックをアーチワイヤーにろう着した。

この患者さんは1年ほど前にメールでの相談から始まり、その中ではブラケットが透明なものを必ずつけたい旨書いてあった。

金属のブラケットには嫌悪感があったようだ。

しかし、当院では顎変形症の手術には金属ブラケットのみでの対応となると返事した。

そして透明ブラケットをつける事だけが矯正歯科医院選びをするのであれば、当院は選択できないとまで返事した。

しかし、結果は何件か顎変形症に対応する歯科医院をたずねた後、当院で治療していくこととなった。

この患者さんがメタルブラケットに抵抗があったのは承知していたので、装置をつけて数ヶ月経って、メタルブラケットの感想を聞いてみた。

案の定、特に気になっていないようだった。

私はいつも初診時に患者さんに説明するのは、ブラケットが見えることに抵抗があるのは、つける前、またはつけて始めて他人に会うまでですよと。

そのようにいってもなかなかわかってもらえず、リンガルブラケットを求める患者さんがいることも承知している。

私はリンガルブラケットには相当早い時期から興味があって講習会にも参加したが、やはり速く簡便な矯正治療には反していると思う。

見えにくい透明なブラケット程度でよいのではないだろうか。

治療について

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