初診時9歳の女子で主訴はクロスバイト、叢生であった。被蓋改善し叢生もほぼ治して、永久歯への交換を待っていた。
12歳になっても上顎乳犬歯だけが残存していたため、パノラマレントゲン写真を撮ったならば傾斜埋伏していて側切歯にたいしてわずかに障害を与えている像を見つけた。ここまでの経緯は前のブログに書いたような気がする。
そして開窓を口腔外科に依頼した。今日開窓手術をおえて、来院した。
せっかく開窓して歯が見えるようになったのに放置しておくと、また歯肉に覆われてしまうことが良くある。
そこで手術当日にブラケットをつけることにしている。
術野はきれいに大きめに開けてくれてあった。出血もほとんどないから簡単に付けられると思っていたらそのようにはいかなかった。
左側は1度でなんとか着いたが右側は5回ほど付け直した。出血はなかったが、歯の表面を乾かしても、すぐに浸出液でぬれてしまう。
簡単につくこともあるが、今日はなんどもやり直すことになった。
終わったころには患者さんも痛がり出して、時間がかかってしまったことが残念だった。
口腔外科では乳歯抜歯でも縫合してあった。抜糸のため来週着てもらうが、それまでに接着がはずれていないかと心配だ。