毎日の診療で気付いたこと

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クリアリテーナーなくす

初診は2006年9歳の男子で上顎前突だった。プレートで上下顎を側方拡大し、ジャンピングプレートに換えて下顎の前方誘導を長期にわたって行ってきた。

2011年1月にマルチブラケットでの仕上げ前の再診断して抜歯をする案を提示した。

しかし、強く非抜歯を希望されて、口元や叢生の発現などの心配な点を説明して始めた。

1年ほどの期間で良好に仕上がったため2月にマルチブラケットを撤去して、上下顎にクリアリテーナーをセットした。

そして1ヵ月後の検診で、リテーナーは良く使っているし、歯磨き、歯肉も改善していた。

そういう場合には3ヶ月に来院間隔を延ばしている。

そして3ヵ月後が今日だった。最初に発した言葉が1~2週間前に下顎のリテーナナーをなくしたと言う。

診る前から前歯に叢生が出ていることが心配になった。案の定ブラケットを付けて治したほうが良いくらいの叢生だ。

3ヶ月に間隔を延ばさず毎月呼び出しておくと良かったと反省した。

クリアリテーナーを作った作業模型はもうない。仕方なく資料の模型で厚さ020で再製作した。

これでは十分に治らないだろうが、とにかくやってみることにした。

1ヶ月から3ヶ月に通院間隔があくときが危ないとわかっていて「油断するなと」と説明しているが結果はこうなることもある。

叢生が回復してくれるといいが。

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