今朝、隣り合うユニットに顎変形症の患者さん2人が並んだ。
1人は1994年初診でその当時は保険治療も適用されず、自費で矯正を行って手術をうけている。
そんな方がいまだに年に1度、様子を見せ来てくれている。もう手術から17年も経っている。
その当時は一般的にも入院期間も長く1か月が当たり前だった、特にこの人は長くて52日と聞いた記憶がある。
今は入院は2週間が当たり前、さらに1週間で退院させてくれるところもある話も聞く。
隣のユニットでは術前矯正のマルチブラケットの装着だった。このほうは17年間あまり進化がないような気がする。
そんなことを思いながら、顎変形症が健康保険で当たり前になってきた今がよかったのか、悪かったのか考えてしまう。
しかしこの地域でそれを担当できる施設基準を満たす診療所が少ないのだから、続けていかなけらばならないであろう。