毎日の診療で気付いたこと

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新年初診療日

年末から1週間、休診としていた。

矯正装置が壊れて困っていないか心配になっていた。

12月29日はどうしても28日まで来院できなかった患者さんに対応した。

しかし、その後はどうなったか気になっていた、今日は急患来院が多かった。

トラブルのなかでもヒートアクチベートワイヤーを使ったものが多かった。

ヒートアクチベートワイヤーは柔らかく、口腔内の体温で形状記憶が発揮される。

とても都合の良いワイヤーだ。特に矯正始まりの患者さんには歯にかかる力が弱いので痛みが少なくてよいので多用する。

しかしよいことばかりではない。

ワイヤーの最後はチューブに差しこんである。そしてその先を曲げることで抜けなくしている。

それが弱いためか形状が曲げても口腔内温度で戻るのかチューブから抜けて口腔粘膜を傷つけてしまう。

そんな場合には、昔ながらのステンレスワイヤーにループを曲げて対応している。

だから現代の素晴らしい材料にも欠点もある。その欠点をカバーするためには

ステンレスワイヤーもそれにループを曲げる技術も時には大切なこととなる。

治療について

 

 

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