先週の日本臨床矯正歯科医会ではブレーススマイルコンテストと題して、矯正装置をつけた笑顔の写真の選考と表彰があった。
1位は60歳を超えた方だった。優勝したことを大変誇らしげに、装置をつけて矯正治療で歯並びが治って行くことに喜びを感じているようだった。
一方、当院の今日の最初の患者さんは、成人式の写真を撮るために前歯のブラケットをはずす処置をおこなった。
以前にも結婚式だからと装置をはずしたこともあった。
初診時には基本的には終わるまではずさないと説明してあるが、希望があれば、はずすことになってしまう。
上記のコンテストの写真集を待合室においたこともあった。たまに紹介もするのだが、応募は少ない。
人の考え方や時代の流れ、地域などの影響でブラケットが見えることについての感覚が異なる。
だから、矯正医会がコンテストで啓蒙しているのだと思う。
しかし、担当医の私の感覚が一番影響するのかもしれない。
まだ、ブレーススマイルコンテストに積極的に応募させる気になっていない。