初診は1998年、今から15年前だった。当時8歳の女の子。
叢生が主訴だった。
調べると逆生埋伏過剰が存在したり、左上の犬歯の欠損があったりしてなかなか難しい。
装置は特につけず、時々パノラマレントゲン写真を撮影して経過観察してきた。
そして5年前開始を決定をしたが、そこで連絡が途絶えて、現在に至った。
今日来院したのはカルテに貼ってある子供の写真とは異なり23歳の大人の女性になっていた。
口腔内も当然、変わっているが、基本的なところでは変化がない。
この経過で相談にきたわけだから、すぐに治療開始ということになる。
しかし、初診が15年前、こなくなって5年では、いくら気長に見て行く矯正治療でも、初診として扱わざるを得ない。
結局、症例番号が増えない初診となった。
近頃、時々、こんな相談も来る。
それだけ、長い期間開業してるんだと感ずる.