毎日の診療で気付いたこと

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反対咬合の治療方針

今日の初診相談は6歳男子の反対咬合だった。

骨格的に問題がありそうで構成咬合はとれない。

歯の交換は下顎両側中切歯のみ永久歯で残りは全部乳歯で第一大臼歯もはえていない。

今日、相談に来た理由は学校検診の先生は早めに、普段虫歯の治療を受けているところでは永久歯になった年齢からといわれてらしい。

そこで、専門医を日矯のホームページから探しての来院だった。

各先生によって治療時期の見解が違うのかと尋ねられて、こまってしまった。

何年か前に矯正医会でガイドラインの本を出した。しかしそれを見たって一致した見解にはならないはずだ。

私は前歯部が交換したら被蓋改善できそうならしましょう。8歳くらいですねと説明した。

それまで、資料なしでみるより簡単な資料を採りましょうと説明して了解していただいた。

30年前だったらすぐにチンキャップの説明をして、長い間の成長抑制をがんばりましょうということだったろうが・・・。

あれだけ流行したチンキャップが使用禁止になったわけでもないのに、治療室から消えたのはなんだろう。

あれで被蓋改善して成長期を問題なく過ごした患者さんも多くいるのに。

やはり外科矯正が保険でということが矯正歯科医、患者さんの気持ちを動かしているのかもしれない。

治療について

 

 

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