2013年4月6日の記事

先月、マルチブラケットを撤去した中学生の女の子を今日、保定診断を行い、今までに経過を説明した。

その患者さんは2年ほど前にメール相談や、初診相談で、治療方針、特に抜歯についてとても心配されていた。他の歯科医院へも何件も訪ねたようだ。

上顎前突で下顎の前歯が2本先天欠如している。

おうちの方の考えでは、下顎に2本分のスペースを空けて補綴する、そんなことを実行してくれる歯医者を探していたようだ。

私は上顎の小臼歯抜歯で数を合わせれば、咬合、口元ともに改善するとみて説明したがなかなか受け入れられなかったことを覚えている。

一般歯科で別な部位の抜歯案を聞いてきたりして、混乱したこともあった。

しかし、十分に考えたうえで当院の治療方針を受け入れてもらい、1年半の治療を先月終えて、今日、写真を見て、振り返りながらお話しした。

結果は治療方針、治療結果に満足されて、アンケートにも良いことを書いてくれてあった。

何よりも、治療が始まって今まで、トラブルと感ずるようなことが一度もなく、治療方針に従ってよく協力してくれた。それが好結果につながったと思う。

だから、矯正治療前にはいろいろと疑問をもって矯正歯科医院探しをして、納得して、気持ち良く、信頼位関係をもって治療していくことが良い治療に結びつくと思った。

治療について

｜ブログ｜2013年4月｜18:04:38