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上顎両側犬歯の先天欠如

今日の保定診断は15歳の女子高校生で、5年前に治療を開始して、やっと保定までこぎつけた。

初診時、上顎前歯部、特に正中部におおきな隙間があり、かみ合わせが深い状態だった。

上顎のみブラケットをつけて隙間のコントロールとかみ合わせを挙げることを行った。

その後プレートでその状態を保った。そして永久歯列となったが、通学の関係で高校生になってから始めることにした。

1年前より、上下顎にブラケットをつけて、仕上げていった。

犬歯の隙間を両側に残して、オーバーバイト、オーバージェットともに適正になった。

今日はその部に人工歯を付けたプレートを装着した。

しばらくはこのままでいいだろうが、この先、その部の補綴を行うことになるだろう。

私がよくやる簡易な接着ブリッジは犬歯の欠損では壊れてしまうような気がする。

通常の保険のブリッジでは抵抗がある。最近発達してきているアンカースクリューだろうか?

今度の幸歯会で相談してみようか。

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