今日の新患は7歳男子、主訴は左上中切歯が反対に咬んでいること。
まだ、隣の側切歯は生えていない。ヘラや指で押して治すにはふさわしい時期のケースだ。
以前ならば、まず第一に指で押してみることを勧めた。しかし最近のケースではほとんど良い結果を出せずに数か月後装置装着ということになってしまう。
だから、今日はその案も話したが第一案は装置装着を説明した。
最近、指で押すことを指示していた理由は、指で押しても治らない(子供が協力しない)ために装置をつける(費用が発生する)のもやむを得ないと納得してもらう期間のような気がしていた。
しかし、その間の親子の葛藤を考えると、最初から装置をつけてしまったほうがよいようにも思えてきた。
昔のほうが、子どもが親や主治医のいうことをよく聞き従ていたような気がする。
時代変わればそれに伴い考え方も変えていかなければならないのかもしれない。