矯正歯科では永久歯の抜歯は永久歯列になってから、不正咬合を見極めて永久歯の抜歯部位を選定する。
昔教わったことだが小児歯科では骨格が問題なく、明らかに永久歯の並ぶ余地がない場合混合歯列期において、乳歯から最終的には第一小臼歯を抜く。
はえる余裕ができるので、残った歯はおおよそ歯列に並ぶ。しかしわずかな隙間や捻転は残ることもある。
きょうは連続抜去的な考えで明らかに並びきれない現在10歳の男子が来院した。
すでに下顎の第一小臼歯は左右側とも抜いてある。
きょうは左上の第一小臼歯の抜歯を依頼した。
3か月に一度来院するので1年で4本抜き終わることになる。
その後、矯正歯科では装置をつけて並べることになるが、自然なはえ方で捻転や隙間を治す期間が少なくて済む。
このようなやり方もふさわしいケースには適応できる。