毎日の診療で気付いたこと

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突然、顎関節の相談

予約なしで50歳女性が顎関節のことで相談に来た。

ちょうどキャンセルが出て時間帯だったので対応した。

主訴は痛くもない、開口障害もない。約1週間前から右顎関節のクリック音(開くときのみ)と違和感を訴えている。

私のところでは疼痛や開口障害はスプリントを使い症状を軽減、消退させた例はけっこうある。

しかし、クリック音をなくすことは難しいとみている。

顎関節の精査は最近では静岡医療センターにお願いしている。MRIを撮りよく診断してくれる。しかし、精査してもクリック音は消えずに終診となっている。

その患者さんの咬合を診させてもらったが、前歯部は補綴物が多く、明らかな過蓋咬合だった。

これは顎関節に支障をきたしやすいと思った。しかしそれを改善してもクリック音が消えるとは限らないし、補綴物が多く矯正治療はやりにくそうだった。

結局、当院では治療できず、静岡医療センターにも依頼することにもならなかった。

顎関節の治療はどうすることが最良なのだろうか。

治療について

 

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