毎日の診療で気付いたこと

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Ⅱ期治療への再診断

初診時10歳3か月の女子、症状は左側切歯のクロスバイトと口元が出ていること。

まず、リンガルアーチで4か月ほどでクロスバイトは改善、さらに上顎にブラケットを付けてまた4か月ほど排列した。

その後、保定と下顎の前方誘導をかねてバイトプレートを装着した。

プレートの効果も出て出っ歯でもなくなってきたので、夜間使用に切り替えた。

これで、やはり戻りが出てきた。

そして、上顎両側犬歯の出てくる隙間が少し足りなくなってきた。

今日の再診断では、小臼歯抜歯を提案することとなった。

Ⅰ期から治療する場合、極力、Ⅱ期で非抜歯で仕上げられることを目指している。

それが、今日は抜歯の提案をしなければならなかったのは、残念に思う。

医療ではすべて予測、計画通りにいかないこともあるのでしかたないのかもしれない。

早期治療を否定するわけではないが、成長というわからない要素を含んだ時期に治療を始めるのは難しい。

最近は永久歯にはえ変わり、成長の目途が付いたころから始めるほうが良いように思ええてきている。

治療について

 

 

 

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