クリアリテーナーの良い点の一つは目立たないことだろう。
しかし、そのことは即、欠点でもある。その存在感のなさのため捨てられたり、踏みつけられたりして使えなくなってしまう。
今日は2人のクリアリテーナーの再製作を行った。
一人はティッシュペーパーに包んで捨てられたという。
これは一番多いケースなので、クリアリテーナーをセットするとき渡す説明書に「ティッシュペーパーには包まないことないこと」と書いてあり、しつこいくらい注意する。
しかし、後をたたない。あれだけ言われても包みたいものなのだろうか。
もう一ケースはテーブルの上に置き、それが落ちて踏みつけられての変形だそうだ。これまた軽いのでちょっとしたことで床に落ち、透明だから気付かずに踏みつけられてのことだろう。
そして、さらに言いたいことは、その2ケースとも、少し前に再製作している。
こんな短い期間でなんでまたと思ってしまう。
リテーナーは長い間使用したほうがよい。当院では使っていない間に戻ってしまうのは残念なので、できるだけすばやく対応する。
しかし、そういうことを繰り返している間に、がっかりするような結果になってしまう患者を何人も見てきている。