毎日の診療で気付いたこと

ブログ記事 合計 3526

Ⅰ期で終了を考察

今日1期で終了とした患者さんが3人来院した。

「Ⅰ期で終了」とはマルチブラケットでの仕上げをしないで治療を終わってしまう時に使っている。

一人は11歳女子で4歳より診てきて、7歳より装置により歯の移動を行った。反対咬合、の改善と第一大臼歯の遠心移動を行った。

保定装置も3か月前に中止したが今日現在非常に安定していた。右下側切歯がわずかに捻転していたが、母親と相談して1期終了を決めた。

あとの2ケースはともに14歳男子、上顎前突のケースだ。現在、永久歯列になってもプレートを使用している。

しかし、今後、抜歯してマルチブラケットによる仕上げをしなければ、オーバージェットは改善されない。

しかし、2人とも抜歯を拒否しているため2期治療には進めない。

Ⅱ期治療を希望しないのは、きっとⅠ期治療であまり不満のない歯並びになったため、抜歯といういやな思いをしてまで治療したくないということであろう。(料金のこともあるかもしれないが)

当院の料金体系は1期、2期で分けているため、料金的には止めても問題ない。

しかし、現在使っているプレートをどうするかが問題だ。

年齢的にはもう2期で、永久歯列になっている。プレートをやめてしまえばよいという考えもあるだろうが、その結果は戻るだろう。

戻るのを見るのもいやだから、使用時間を減らし、治療間隔を空けながら診て行っている。

そして、高校卒業したりすれば、プレートも中止になるだろう。そんな終わりかたも矯正治療(当院のやり方)にはある。

治療について

MENU
PAGE TOP