毎日の診療で気付いたこと

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初診から16年

初診は1997年 当時7歳の女子、反対咬合で相談に来院された。

診断後、成長観察で半年ごとの来院で4年が過ぎる。

そこで再診断、抜歯ケースとしてマルチブラケット治療が始まった。

治療期間2年、2003年から保定に入った。

その後、リテーナーの、終日使用を半年、夜間使用を6年、良好な状態であった。

そんな協力のよい患者さんでも、その後はリテーナーを使用しなくなった。

さらに毎年1回、観察を続けると、マルチブラケットでの仕上げよりややバイトが深くなり、左側側切歯は少し舌側転位した。

そこで、再治療の話もしたが、今日まで観察して、悪化が進まないので、終了を決めて資料を採った。

この間16年、開業32年だから、その半分の年月が治療にかかわってきた。

治療について

今後はもうこういった治療の引き受け方はできないだろう。

マルチブラケットが2年以内、その後の保定を2~3年で終了を決めていくことになるだろう。

治療について

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