マルチブラケット装置に使うアーチワイヤーは通常は金属色だ。
最近は歯の色に近い金属を使ったり、コーティングしたりして、歯や透明ブラケットとの調和を目指すワイヤーが販売されている。
その情報は患者さんに伝わり、それを望ぞまれることもある。
20年以上前にコーティングされて物は買ったことがある。しかしワイヤーサイズがととのっていなかったり、帰った目立つようなものだったので使わなくなってしまった。
最近は数社から販売されて、前よりは良いものになってきた。だから必要なサイズは買って整えてある。
今日は、大人の女性患者が希望されてので .012のチタンワイヤーにコーティングしたあるワイヤーを使用してみた。
患者さんには、はじめから期待させるような言葉を言わなかったから、特に不満は言われなかった。
私はもっと良いものと思っていたのでがっかりした。歯冠色とは違いかえった目立った。
近頃ブラケットはけっこう審美的に良いものができているが、ワイヤーはまだままだのようだ。
金属のワイヤーの特性を持つ高分子材料はないものだろうか。
むかしグラスファイバーの透明なワイヤーが出たようjな気がしたが、それも普及しなかった。