今日も矯正相談は外科手術を希望する35歳女性だった。
当院に相談にきたのは矯正専門の診療所からの紹介だった。
先日とはちがった専門診療所だったので矯正専門でも顎変形症を保険で扱わないところが多くあるのかと思った。
咬合はおよそ問題ないのだが、上顎、下顎とも左右対称でなく、ゆがんでいる。
以前、咬合に大きな問題がないの状態での外科手術併用の矯正治療がふさわしいにか迷っていた時期があった。
しかし、他の手術を行っている専門医にたずねると、多くは手術の対象となるような返事を聞いた。
それ以来、希望があれば外科治療の対象としたいるため、だんだんケースが多くなってくる。
今回も、気にはなったが外科手術併用の矯正治療の対象として話を進めていった。
話の最後の段階で当院では外科手術にかかわるマルチブラケット装置はメタルブラケットを使用すると説明した。
そこで患者さんは透明ブラケットやリンガルブラケットでの術前、術後の矯正治療を望んだ。
そのため、審美的なブラケットで治療ができる診療所で相談することとなった。
当院でそれをかなえてあげられないのは残念だが、他のところで、気に入った治療方法で満足のいく治療が受けられることを願っている。