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口唇閉鎖機能の数値評価

口唇閉鎖は容易にできることが良いことだと思う。 矯正治療の診査の中に口唇閉鎖機能がある。 しかしその評価は”困難”程度で数値的な評価は教科書的にはないようだ。 そこで20年以上前だが日本矯正歯科学会に3回ほどオトガイ筋の […]

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犬歯が起こす歯根吸収

上顎犬歯が近心に向かって萌出し隣の側切歯を歯根吸収しさらに隣の中切歯まで歯根吸収することがある。 2年前にそんな男子中学生の治療を開始した。 側切歯は相当短くなっていたのであきらめ抜歯した。 中切歯も短くはなっていたが、 […]

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ANGLE分類Ⅱ級2類

ANGLE分類には典型的な出っ歯のⅡ級1類がある。 Ⅰ類と臼歯咬合関係は同じだが上顎前歯が舌側に傾斜した2類がある。 きょうの診断はその2類の20代女性の患者さんだった。 加えて両側第2大臼歯が鋏状咬合になっていた。 そ […]

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観察から終了

1年8か月ほど前混合歯列期の後期の女の子が矯正相談に来た。 主訴は上下顎前歯の軽度な叢生だった。 その時期に側方拡大すれば治療開始となるがだらだら長引く。 また永久歯への交換で叢生の改善も期待できる。 もし叢生が残ればそ […]

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苦労して出した歯

6歳ころから通っている患者さんが今日12歳で来院した。 静岡医療センターより紹介があり左下5の埋伏だった。 その上に低位乳歯(第2乳臼歯)があり、そこへ第一大臼歯が近心傾斜した状態だった。 その時の口腔内はまだ乳歯が多か […]

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鋏状咬合

上顎の第2大臼歯が頬側に転位して下顎の第2大臼歯と鋏状咬合となることをよく見る。 それは臼歯部での歯の並ぶ余地が少ないから起こる。 きょうの診断の女子高生はそんな状態だった。 第1大臼歯より前は比較的よく並んでいる。 話 […]

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移転歯

移転歯ははえてきた位置が通常ではなく隣接歯と入れ替わってる歯。 時々見るが犬歯と第一小臼歯、第2小臼歯この辺に起りやすい。 きょう診断したケースは小学校高学年の男子でほぼ永久歯列になっていた。 上顎の右上の犬歯と第一小臼 […]

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手術併用を選ばなかった

5年ほど前から混合歯列期から見てきた患者さんも診断を行った。 その頃から骨格的な下顎前突の顔つきで叢生と反対咬合の症状だった。 混合歯列期で意外改善や前歯部叢生の改善を図り1期治療を終え観察に入った。 永久歯列になり成長 […]

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途中で抜歯に変えて良かった

午前、20代の女性のマルチブラケット撤去を行った。 初診時この患者さんは軽度な叢生で口元はやや出ていた。 治療方針は第一小臼歯抜歯を提案した。 その提案に対し、非抜歯を希望してきた。 口元が出る説明は十分して、歯列の拡大 […]

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両側臼歯咬合関係Ⅰ級

20代男性の診断をした。 主訴は上顎前歯のスペース、下顎前歯のわずかな叢生、加えて軽度な上顎前突。 模型を見ると、両側とも臼歯咬合関係はAngle1級。 今までも多くの模型を見て診断してきたが、こんなにしっかりと1級で咬 […]

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