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2015年4月4日の記事

特殊な歯根吸収2015/04/04

マルチブラケットを装着している患者さんには4ヶ月に一度パノラマレントゲン写真を撮っている。

今日は11歳の女子のマルチブラケットをつけて、 4ヶ月目のx線撮影を行った。

この患者さんは典型的な上顎の犬歯の低位唇側転位で第一小臼歯を抜歯して開始した。

2か月で犬歯の遠心移動を終えて、マルチブラケットをつけて、 2ヶ月経ったところだった。

そのレントゲン写真には、上顎両側側切歯の遠心面全体にわたり歯根吸収が見られ、短くなっている、と言うより細くなっている像が見られた。

通常歯根吸収は根尖部よ起こり、根尖が丸くなったり短くなったりする。

それが今回は根尖はあまり問題なく遠心面のみが吸収されている。

そこで、矯正治療前のレントゲン写真を丁寧に見てみた。

叢生で重なっていたりするためにわかりにくい面もあるが、やはりその兆候が見られる。

しかし、診断時には気づかず説明もしていなかった。

今回、そのことがわかったため、すぐに母親を含めて説明した。

原因は不明だが、犬歯が出てくる過程で何らかの影響を及ぼしたのではなかろうか。

今後の対策とすれば、できるだけ移動量を少なくし、早く矯正力を取り除くことだろう。

歯根吸収については随分前から興味を持ち、日本矯正歯科学会にも何度か発表している。

レントゲン写真も適切に撮影し出来るだけ気づくような努力をしている。

このケースの場合も診断時に気づけば一番良かったが、今の時点で説明できてまだ良かったと思う。

このように歯根吸収は矯正治療を行っていく上で、大変困った問題だが、油断しないで早期に発見し、対応していくことが必要であろう。

治療について

ブログ2015年4月|18:23:37

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