2022年4月9日の記事

3年前混合歯列期で前歯部のスペースと過蓋咬合で相談があった。

一応、診断して右下２が先天欠如であることが分かった。

それならば、永久歯になってからの治療で良いと考えた。

6カ月リコールで、永久歯になるまで観察することにした。

昨年のリコールで乳歯は脱落していたが、まだ観察して今年になった。

そうすると、前歯部のスペースはほぼ閉鎖、バイトが深い以外はほぼ問題ない。

そこで永久歯列で治療するか、観察も終えるかと相談した。

その結果、治療を受けるというので検査を行った。

下顎が１本足りないため、どのような治療計画にするか悩んだ。

結局、歯の数は合わなくてもそれなりにバイトを挙げてまとめるようと考えた。

そして今日の診断となり提示した。母親はその案でやる気になっている。

けれども患者さんからの協力が得られるか心配だった。

一般的に上顎前歯が唇側傾斜していない過蓋咬合に主訴はない。

だから女子小学生の患者に「かみ合わせ気になる？」と聞くとやはり反応はない。

母親が治療しようと言って頸を横にふる。

これでは治療への協力は得られない。すぐに装置をつけることはやめ、やる気になるのを待つことにした。

治療について

｜ブログ｜2022年4月｜19:22:30