すでに治療が始まっている患者の双子の妹が、相談にみえた。一卵生ではないので全くそっくりな顔つきでもない。
歯並びについては、治療が始まっている姉は上顎前突と下顎前歯の叢生、相談に来た妹は下顎の前歯の軽度の叢生はあるが上下顎前突の傾向が強かった。
結局、骨格や、歯などの持っている素材が似ているため、その現れ方がまったく同じではないというだけで、不正咬合の傾向は似てくる。
当クリニックでは過去に3例一卵生双生児を治療したことがある。そのケースでは大変よく似ていて全く同じ治療を行った記憶がある。治療も同時期になるため、治療費を単純考えると2倍になるが、なんとか配慮できないものかと考える。