
20歳女性の上下顎マルチブラケットを装着した。
通常でないことは右下8が埋伏歯、右下7が保存できない状態で抜歯された。
右下8の埋伏、傾斜の程度はそれほど難しくはない。
開窓されて咬合面は全部見える。ただ頰面はほとんど見えていない。
これでは咬合面に何か付けて引き上げるしかない。咬合面は凸凹している。
接着レジンをたっぷり付けてマイクロミニのチューブを貼り付けた。
アーチワイヤーは一番細いステンレスの.012を使用、右下8には釣り針のようにまげた。
マイクロミニチューブは短いし.012ワイヤーはステンレスでもしなやかだ。
ワイヤーがチューブを通過するか心配だったが何とか1回で通過した。
その後の処置でもはずれることなかった。
今後、どの程度歯肉に被われてしまうかを心配している。