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  • 日本臨床 矯正歯科医会

2014年4月9日の記事

親の望むこと2014/04/09

今日の初診相談2件、どちらも7歳、小学校2年生だった。

そのうちの1人の男の子は、正中過剰歯を抜歯した1週間後だった。

正中離開と右側切歯の口蓋側転位が主訴だった。

母親はプレートの夜間使用程度の装置で治療を希望していた。

しかし、歯並びはその程度のもので治る状態ではない。

今までの経験から7歳の男の子がしっかりプレートを使ってくれる可能性も少ないように思える。

だから矯正歯科医の立場からすると、マルチブラケットを部分適用して治してしまいたい。

だが、母親はその固定式装置に抵抗を感じているようだった。

最近、なぜか7歳児の相談が多くなってきている。

私は治療期間の短縮のためにこの時期からの治療をなるべく避けている。

永久歯列になってからでも治すことができそうな歯列咬合状態は混合歯列期から治療を開始しないことにしている。

また大人になっての外科手術併用が有力な治療手段になってきているため、長期にわたる成長のコントロールを行わないことにしている。

治療に対する考え方は、矯正治療の技術の進化や術者の年齢が関係しているように思われる。

矯正相談

 

 

 

 

ブログ2014年4月|18:55:28

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