静岡医療センター口腔外科に手術をお願いしだして2例目の装置撤去を行った。
術前矯正10ヶ月、術後矯正6ヶ月とスピーディにここまで来た。
上下顎の移動を行い、そのためのサージカルプレートは当クリニックで用意した。
1例目の時にはサージカルプレート作りの経験がなく、咬合器とフェースボーを使い顎と頭蓋の位置関係を印し
その後石膏模型を移動したりしてなんとか作った。
今回は分析ソフトドルフィンを利用してCT画像や歯列模型のSTLデータを合成した。
それを上顎を切って移動して、下顎をそれに合わせたり、画面上で自由に行う。
その結果をサージカルプレートに反映させることができる。
そんなことをした初めての患者さんだった。
手術で問題なく使ってもらえて本当に良かった。
その患者さんが今日良好な咬合でマルチブラケットをはずすことができた。
ドルフィンは色々な機能があるがそれを覚えるまでに一苦労する。
スタッフとともに販売会社ジーシーオルソリーに電話してリモートでパソコンを動かして教わったことが何度もあった。
まだ十分ではないがだいぶ分かってきた。
現在、3例目の手術直前のCT撮影を依頼している。
その画像を使いドルフィンできっと上手く手術に備えることができるだろう。