毎日の診療で気付いたこと

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TCHの疑いを二人診た

顎関節症の原因にTCH(ツースコンタクトはビット)と木野先生は言っている。

その講演を2度聴いたことがある。通常、上顎の歯と下顎の歯は接触していない。

噛んだりするときのわずかな時間しか接していない、1日に二十数分らしい。

それを患者さんに尋ねてもほとんど意識していないので答えられない。

そこで客観的な診査で分かることは舌の辺縁に歯の圧痕が着いていること。

そして左右の頰粘膜にもついている。

どちら患者さんも顎関節の症状があったが咬合の異常は見られない。

開咬の患者さんにも舌癖があり、このような舌、頰粘膜の状態がよく見られる。

同じように歯の圧痕はついていて、咬合に異常が起こるのか起こらないか、理由がわからない。

その様な研究があるのかも知れないがわからない。

でも、多くの患者さんを診て、そこに関心を持っていればきっと何かが分かってくると思う。

結局、日々の臨床は治療をしながら常に患者さんから教わっていると思っている。

知っている知識だけで漫然と治療していないで常に関心をもって新しいこと知識を身につけていかなければいけない。

治療について

 

 

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