毎日の診療で気付いたこと

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一期治療はどこまでか

12歳で永久歯列になった中学1年生女子の再診断を行った。

この患者さんは三年前に混合歯列期の上顎前突をプレートで治療を開始した。

一年あまり毎通っていただき、それなりの結果を得た。

当クリニックの混合歯列期の料金は、装置装着時10万円、その後6ヶ月ごとに5万円で30万円までとしている。

だが結果が出ればそこで止めることにしており、多くの方は20万円程度で止まる。この患者さんもそうだった。

その時はまだ乳歯が残っている、だから料金は止めて3ヶ月ごとに永久歯になるまで観察してきた。

プレートは保定のために使っていた。しかし一年ほど前になくしている。

その時もどうしようかと悩んだ。混合歯列期の管理は終わっている。永久歯での再診断はまだ早い。

結局、簡単にできるクリアリテーナーを観察料程度で作った。

そして今日の再診断で永久歯列でのマルチブラケット治療を提案した。

だが混合歯列である程度治療が進んでいるため、ここで止めたらどうなるという話もでる。

矯正治療の料金と責任と言うことになるだろう。

一期治療は装置装着後1年半(20万円相当)で終わっていると考えている。

永久歯列では一期治療で使った施術料を引いての料金体系がある。

そこへスムーズにいけば問題ないけれども、終わるのは心配だが二期治療には進みたくない方もいる。

その様な気持ちも十分わかるが料金と責任を考えると終わりを決めなければならない。

今の自費の矯正の料金体系は支払い方は様々あったとしても、保険の材料が何点、治療行為が何点の積み重ねとは全く違う。

保険の矯正が少しずつ普及して期待までも1つの窓口で2つの料金体系が並行している。

消費税が上がる話題が出ている。当クリニックの料金も見直すチャンスとなるだろう。

適切な料金はどういうものだろうかと開業以来模索している。

矯正料金

 

 

 

 

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