今日は土曜日でもないのに忙しかった。
このシーズンでありがちな転医が2件あった。
いずれも大阪府への転居だった。
私は日本臨床矯正歯科医会に属し、全国に会員がいる。
名簿をみて同じ市で開業している会員を探した。
1件目には3人開業していた、もう1件は一人だった。
3人開業していた市では患者に通いやすそうな所を選択してもらった。
こういうときにはこの会に属していると電話1本で引き受けてもらえる。
もちろんルールに則って転医書類を書いたり資料を整えたり、必要なら返金もする。
1件目はまだ治療のまっただ中だった。
当クリニックは治療の進行に従って施術料を分割していただくので、ほとんど返金に相当する金額はない。
しかし、転医に伴い次の診療所でもたぶん余分な負担がかかるだろう。
そんなことを考えると多少なりとも返金できないかと計算を見直してみる。
今回の場合も多少返金することにした。
もう1件は動的治療を2ヶ月前に終えて保定を開始して間もない高校の卒業生だった。
大阪に転居後は当地に定期的にくることなどなさそうだ。
大阪との距離感ではわざわざ保定観察に来るのは無理がある。
そこで依頼することとなった。返金はなかったが保定では大きな金額はかからないだろう。
二人とも当クリニックに来ることなもうないが、この先転医先で最後まで治療が終わることを願っている。