最近では何でも支払いはクレジットカードで行える。
医療機関でも病院などでは使えるところも増えてきた。しかし歯科医院に限ってみると導入しているところは非常に少ない。
ただし矯正歯科医院で導入しているところは比較的多い。
数年前に日本臨床矯正歯科医会の理事会で導入しているは理事の半数だった。湘南矯正歯科研究会のメンバーでは10人中2人だった。
私も新診療所への移転に向けて、クレジットカードの導入の準備をしてきた。幸い静岡県歯科医師会が面倒を見てくれるとのことで、それに頼った。
しかし、そのことはかえって導入までに期間がかかり紆余曲折があった。結局1年がかりで利用可能となった。
1週間前にカードリーダーが設置された。そこで先日、スタッフとどのように利用していただくかを検討した。
利用するためには当院で約3%の手数料を負担しなければならない。そのことで現金または振込みでの支払いの患者さんと差が出る。
それをどのように扱ったならば良いのか、なかなか結論が出なかった。
そこで、まず自費の処置料のみカードで扱えることにした。まだ、どのカードが使えるのかの表示もしていない。
そんな中で、以前からカードが使えないかと問われ、手続き中でお待たせしていた患者さんに今日初めてカードを利用していただいた。
しばらく様子を見て、さらに利用を拡大していくつもりでいる。
その際手数料を負担していただくか、現金は3%引きで支払うようになるのか、そのままそれらを考慮せずにいくか、迷ってしまう。
結局、私はカードが使える診療所にしたいという一方でカードを使ってほしくないと思っているのかもしれない。