
今日、マルチブラケットを撤去した37歳女性の装置装着は2012年の秋だった。
マルチブラケットの治療を3年以上したことになる。
今までに3年を超えてマルチブラケットの治療を行った例は数えるほどしかない。
それが今年に入って2ケース出してしまった。
マルチブラケットでの治療期間は通常2年以内を目指している。
だから2年経った時には、患者さんと相談する。
この患者さんの場合には2年の時点では歯列に隙間が残り、また下顎前歯にも叢生があった。
2年での撤去を望んでいなかったので、引き続き治療を行ってきた。
それでも今年の年末が迫り、今年中に装置をはずせないかという話になってきた。
診ると2年経過時に比べだいぶ改善している。
そこで今日の装置撤去の運びとなった。
智歯まで装置をつけて、歯並び、咬合、口元を作り上げた。
治療経過2年の時に問題になっていたことはほぼ改善していた。
細かいことを言えばあと少しの期間が必要なのかもしれいないが、患者さんにも納得してもらい、今日撤去し保定を開始した。