毎日の診療で気付いたこと
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8歳女子の新患相談があった。
相談内容はかなり大きなオーバージェットの上顎前突で左の側切歯はクロスバイトであった。
下顎前歯は口蓋歯肉を咬みこんでいる咬合の深さだった。
一通り説明して、この時期からの治療が適切である旨、説明した。
たぶん、側切歯のクロスバイトを最初に治療することになるであろうが、その際注意しなければならないことがある。
現在、その部が反対に咬んでいることで下顎が前に誘導されていると思われる。それを改善すると下顎が後退して、もっとオーバージェットが大きくなる可能性がある。
もちろんその後、それを治していけばよいわけだが、最初に説明しておかないと、かえって出っ歯になったと言われてしまう。
どこかで聞いた言葉だが、最初に言っておけばインフォームドコンセント、後になると「言い訳」になってしまうので気をつけよう。