先週、新患相談の電話を受けた。その際に患者さんの年齢を訪ねた。
6歳との返事だったので、相談にもでしょうと言って断ろうとした。
そうしたら、もうかなりはえ替わっていると言う返事だった。
さらに電話を掛けている母親が当クリニックで治療していたという。
それではと、今日午前中に診せてもらった。
確かに生え替わりは進んでいて、前歯は上下顎とも4本ずつ永久歯だった。
これは8歳の口の中ですね、と言ってしまった。
ケースとすれば右側切歯クロスバイト、やや咬合が深い程度だった。
そして母親のカルテを調べてみた。姉妹で治療を受けている。
姉妹二人とも子どもの時の治療で30年くらい経っている。
カルテの紹介者の蘭には「電柱看板」なんて記されていた。
いまやほとんどがインターネットのホームページなのにと時代を感じた。
近頃、このような自分が子どもの時に当クリニックで治療を受けたので子どもの相談に来たという人が時々いる。
それもそのはず、今月で開業満40年となる。
ちょうど治療を受けた世代が代わってその子が矯正治療を受ける年齢になってきたということなのだろう。
いつまで続けられるか、継続できるように考えていきたい。